2023年のハリラヤ休暇に当たる4月22日~24日にパンコール・ラウト・リゾート(Pangkor Laut Resort)に旅行に行ってきました。
KLから車で3時間+フェリーで15分という近さなのに、極上リゾート…という話は以前から聞いていたのですが、噂通りとても素敵な場所で、家族みんなのんびりとした休暇を味わいました。
この記事では、
・リゾートの簡単な紹介
・クアラルンプール(以下KL)の我が家からパンコールラウトリゾートへの道中
・KL以外の場所からの行き方
・客室タイプと値段
について書いていきます。
1. パンコールラウトリゾートとは?
マレーシアのビーチリゾートといえば、島ごと全体が免税のランカウイ島や、海が綺麗な東海岸のティオマン島などが有名で、パンコールなんて聞いたことがない方も多いかもしれません。
なのでまず初めにパンコールについて簡単に説明します。
パンコールは首都クアラルンプール(以下KL)から北西へ200kmほどの場所に位置します。ペラ州のルムッ沖にパンコール島とパンコールラウト島という島があり、どちらも人気のビーチリゾート。
今回私が行ったのはパンコールラウト島にあるパンコール・ラウト・リゾート(Pangkor Laut Resort)。
この島にあるのは、太古の昔から息づいている熱帯雨林と野生動物、そして1つのリゾートだけ。
つまり、宿泊客と従業員しか上陸できないプライベートアイランド。だから秘境感あふれる極上リゾートなのです。
有名オペラ歌手のパヴァロッティは「この島は天国のようだ」と言ったそうです。
2. KLから車で北上3時間
KLからパンコールラウトリゾートに行くには、対岸のルムッ(Lumut)にあるパンコールラウトリゾートオフィスにまず行きます。
道自体はカーナビアプリのWazeを使えば簡単。
“Pangkor Laut Resort Office”を目的地にセットしましょう。
200kmほどの道は、まっすぐな高速道路の部分が多く、大部分は運転しやすい道でした。
天気が良い日は、延々とつづく椰子の木畑の間を車で飛ばすのが気持ちいいです。
行くにあたって心配したのは渋滞でした。
というのは、民族大移動が起こるというハリラヤという祝日の初日だったからです。
しかし、ラッキーなことに今年は前日の21日も急遽祝日になり、またハリラヤ帰省する人のために高速料金が無料になる日が21日までだったので、この日までに帰省を済ませた人が多かったようで、全く渋滞もなく2時間45分で到着しました。
家からトイレ休憩などもなく、一気に行けたので本当に楽でした!
ちなみに帰りは帰省ラッシュで一部の道で渋滞があり、3時間半かかりました。
KLのどこから出発するかにもよりますが、大体車で3時間前後だとみておけばいいでしょう。
KLから自家用車以外の方法で行く手段も下の7. に書いておきましたので、参考にしてくださいね。
3. ルムッの港にあるパンコールラウトリゾートオフィスに到着
ルムッ(Lumut)に着くと、マリーナアイランド(Marina Island)という船着場のすぐ横にパンコールラウトリゾートのオフィスがあります。
白い建物が目印。
車はそのすぐ裏に停めました。駐車料金は一日RM30で、3日分RM90。
ちょっと高く感じますが、オフィスの裏ではなくマリーナアイランド側の駐車場だと若干安いところもあるようです。少し歩くのを気にしない人ならそちらに停めてもいいかもしれません。
さて、このオフィスではホテルへのチェックインができます。
カウンターに行って荷物を預け、デポジットとしてRM2,000(!)を払いました。うちは2部屋×2晩だったので、1部屋だけならその半分になると思われます。
しかしデポジットを取られるとは知らなかったのでちょっとびっくりしましたよ。
「カードで払いますか、それとも現金?」と聞かれたけど、RM2,000を現金で持ち歩いている人なんてなかなかいないと思います(笑)。
大きい荷物はここでチェックインしてしまうので、あとはフェリーに乗るのを待つばかり。
フェリーは12時から午後4時まで1時間間隔で出るということになっていますが、この日は混んでいたのでとにかく回せるだけボートを回しているという感じで、フル稼働していました。
私たちは12時ごろにチェックインし、ボートは1時ごろと言われましたが、結局乗ったのは1:40。自分の番になったら呼ばれるので、それまでゆっくり待ちましょう。
ちなみにこのフェリーは大人RM160、子供RM80が請求されます。支払いはチェックアウト時に他の請求とまとめてされます。
もしこの時間に乗り損ねた場合、ボートをチャーターすることになり、その場合は片道RM500〜700かかるので、時間内に行きましょう!
ポイント
・駐車料金はオフィスのすぐ裏で1日RM30(マリーナアイランド側だともう少し安いところも)
・オフィスでチェックインできる
・ここで大きい荷物を預ける
・チェックイン時にデポジットを払う必要がある(多分1部屋2晩ならRM1,000)
・ルムッからのフェリーが出るのは基本的に12時~4時まで1時間間隔
・逆にパンコールラウトからルムッへのフェリーは10:30から14:30まで1時間間隔
・フェリー代は大人RM160、子供RM80
4. フェリーまでの時間潰し
私たちがオフィスに着いたのはちょうど正午。
チェックインをしてからボートが出るまで1時間はありそうなので、ランチでも食べようということになりました。
歩いてすぐ前にマリーナ・アイランドという船着場があります。店などもあるので何か食べるものはないかと散策するも、マレーシア人の家族が「ここでは食べなくていいや…」というくらいどローカルな雰囲気(笑)。この日はハリラヤだったからか、フードコートもしまっていました。
結局島に着いてから食べることにして、オフィスで座って待つことにしました。
ここで待ちながらランチを食べたいけれどローカルな店で食べられるか不安な方は、KLの自宅から持ってくるか、または道中のマクドナルドかどこかで何か買って持ってくるといいでしょう。
オフィスの中には無料の飲み物が置いてあります。コーヒーマシンではブラック・カプチーノなどさまざまな種類のコーヒーを作ることができました。
5. フェリーでパンコールラウト島に渡る
フェリーに乗ってしまえば15分くらいで着くのであっという間です。
(風がかなり強いので帽子など飛ばされないように気をつけて!)
リゾートが見えてきました!気分が上がります。
チェックインは3時ですが、それより早く着いたので、まず昼ごはんを食べることに。
行ったのはRoyal Bay Beach Club。
目の前にインフィニティープールと海、海の上の客室Sea Villaが広がる「リゾート!」という景色を見ながら食事を楽しめます。
食事も美味しかったのですが、何よりもホーンビル(サイチョウ)がバサバサ飛んできて、空いている椅子にとまったのには大興奮しました!
KLでは野生のホーンビルを見ることはまずないので、バードパークに行ったら「あそこにホーンビルがいる!」と興奮してみてしまうくらい珍しい鳥。
ここではそこらへんにいっぱいいて、しかも人間に馴れているのかかなり近くまで来てくれます。ウェイターさんにはカラスくらい雑に扱われていましたが(笑)。
6. 部屋にチェックイン
ランチを食べ終わる頃、ウェイターさんが部屋の用意ができているか確認してくれました。
3時前でしたができているということなので、ロビーに戻って鍵をもらい、リゾート内の施設についての説明などを受けました。
スタッフが部屋まで案内してくれて、ようやくゆっくり座ることができました。
ルムッのオフィスで預けた大きい荷物はすでに部屋に運び込まれています。
部屋の中はこんな感じ。
うちは2人部屋を2つとったのですが、そのうちの1つのベッドにこのような花の飾りとメッセージカードがありました。
実はこの日は次男の誕生日だったので、事前にそのことを伝えてあったのです。スタッフの気遣いに嬉しくなりました。
・部屋に入れるのは午後3時ごろ!
7. 日本からパンコールラウトリゾートへ行く方法
私はKLの自宅からパンコールラウトへ行ったので自家用車を使いましたが、日本や他国からマレーシア旅行に来てKLのついでにパンコールラウトに行きたい!という方、またはKL在住でも自家用車がなかったり使いたくない場合などに、どうやってパンコールラウトへ行けばいいのかということを追記しておきますね。
パンコールラウトリゾートに行くには、ルムッにあるオフィスに行きそこからフェリーに乗るのはどこから来ても同じなので、自家用車を使わずにKLからオフィスまで行く方法を紹介します。
方法は主に4つあります。
①バス
KLのセントラルバスステーションからルムッまでバスが出ています。
値段は片道RM35くらいのようなので、これが一番安い方法でしょう。
ただ、所要時間は5時間ほど。更にバスに遅れないように早めに行かないといけないので、時間はかなりかかります。
②リゾート手配のリムジンを利用する
リゾートに頼むと、空港やKL市内、イポー空港、ペナンとの往復リムジンを手配してくれます。こちらは片道RM700〜800ほどするようです。
また、2泊3室以上の予約でKL市内からリゾートまでの送迎が無料になるとの情報も!
友達家族と一緒に旅行するのにいいですね。
詳細はリゾートにお問い合わせください。
③リムジンかタクシーを自分で手配する
KLのステイ先や空港からリムジンサービスを利用できます。
“limousine to Pangkor”で検索するといくつかのサービスがヒットするでしょう。
運が良ければタクシーを捕まえることもできます。
マレーシアで使われている配車アプリ「Grab」を使います。
いずれも片道RM600〜700ほどするようです。
④レンタカー
運転するのが苦にならないのならレンタカーもいいでしょう。
レンタカーなら車種によってはリムジンなどの半額以下で往復するのも可能です。
“car rent kl”で検索してみましょう。
8. パンコールラウトリゾートの客室と値段
客室の宿泊料はもちろん客室タイプや時期によりますが、私が予約した時は、ガーデンヴィラ1部屋(大人2人)1晩当たり税金を含めてRM1,000(現在のレートで約30,000円)くらいでした。
ガーデンヴィラが一番安く、
ヒルヴィラ(高い位置にあるので眺めがいい)
ビーチヴィラ
シーヴィラ(海の上にある)
スパヴィラ(海の上にある)
の順に値段が高くなります。
もっと高いのだと3部屋以上あるヒルトップ・エステイトもあります。
お好みに合わせて選ぶといいでしょう。
9. まとめ
KL市内からパンコールラウトへは車で行くのが一番簡単な方法で、3時間+15分と気軽にいける距離です。
自家用車で行けない人も、いろいろな方法があるのでぜひ一度は訪れてほしい素敵なリゾートです。
続きの記事では、パンコールラウトでのレストランやアクティビティなどについて書いていきますね。