マレーシアは南国フルーツが豊富ですが、その中でもマンゴーは人気がありますね。大好き!という人も多いでしょう。
マレーシアでは様々な種類のマンゴーが入手できますが、その中でもペルリス州で生産される「ハルマニス(Harumanis)」という種類のマンゴーはマレーシアで最高級のマンゴー。
このマンゴーを食べたい方のために、
・旬、季節
・入手方法
・値段
・食べ方
を紹介します。
1. ハルマニスとは?
ハルマニスはペルリス州産の最高級マンゴー
マレーシアではローカル産ほか、タイやインド、オーストラリアなどから輸入されたマンゴーが一年中店に並んでいます。
その中でも最高級品なのが、ハルマニス(Harumanis または Harum manis)。
マレー語でharumは「芳香な香りの」、manisは「甘い」という名前のごとく、香り高く甘みの強い品種です。
もともとはインドネシア原産の品種のようですが、今ではマレーシアのペルリス州(Perlis)で作られているものが有名です。
ペルリスはマレーシアで一番小さい州なのですが、ペルリスといえばハルマニス、ハルマニスといえばペルリスという感じでペルリスの代名詞となっていると言っても過言ではないほど。
同じ品種は周辺の州でも作られていますが、「ハルマニス」は商標登録されていて、ペルリス州で作られたものしかハルマニスを名乗れないことになっているようです。
フランスのシャンペンみたいなものですね。
ハルマニスの旬
ハルマニスの旬は4月から6月ごろ。
旬は一年に1回なので、食べたい方は見つけたらすぐにゲットするのをおすすめします。
2. ハルマニスを実食!
ハルマニスが手に入ったのでさっそく実食!
皮は黄色がかった緑色で、熟しても皮の色は変わりません。
いい匂いがして少し押すとへこむくらいに柔らかくなっているのが食べ頃です。黒い斑点が出てくるものもあります。
包丁で切っている時から分かるくらい、果肉が滑らかで柔らかい!
食べてみると、クリーミーでミルキー。
ジューシーで、口の中でとろけるような食感。
そして他のマンゴーとは一味違う香りがします。
さすが最高級マンゴー!
3. ハルマニスの値段
ハルマニスの値段は当然その年の出来高と需要によって変動しますが、2023年は1kgあたりRM 40程(執筆時のレートで1,218円)のようです。
2年前には1kgあたりRM20ほどでした。
今年は不作だったそうで少し高めになっているようですね。
マレーシアでは、フルーツの王様と言われるドリアンも大人気で、特にムサン・キング(猫山王/Musang King)がドリアンの中で最高級。
それになぞらえて、ハルマニスは「マンゴーのムサンキング」とも呼ばれたりします。
4. ハルマニスの入手方法
ハルマニスはシンガポール、日本、中国、アメリカなどにも輸出されていますし、地元マレーシアでも出回ります。
ただ、その年の出来高によってどこでも見かける…というわけではない年もあるかもしれません。
ちなみに私は知り合いの方に紹介をしてもらってペルリスのマンゴー農家さんに送ってもらい、3kgでRM100(送料込み)でした。
ここではマレーシアでの主な入手方法を紹介します。
スーパーで
売っているのを見つけたらラッキー。私が見たハルマニスは、1週間後ほとんど売れて残りわずかになっていました。
でも値段は若干高めかもしれません。
私がスーパーで見たものは3kgでRM160でした。
ネットで業者を探す
ネット販売をしている業者もいます。
検索をして、業者のサイトから買うことができます。
ラザダ、ショッピーなどのeコマースサイトで探す
マレーシアの楽天とも言われるラザダ(Lazada)、ショッピー(Shopee)で探すと結構出てきます。
5. ハルマニスの食べ方
切り方は、まず真ん中にある種をよけて3枚にスライスします。
ちょうど魚を3枚おろしにする感覚ですね。
外側の2枚は、トップ画像にあるように亀の甲羅のような切り目を入れてもひっくり返してもいいし、皮をむいて普通に切ってもいいでしょう。
種のある真ん中は、皮をとってからこそげとるように実を切り出します。
そのままで最高に美味しいですが、デザートやケーキなのどのお菓子作りに使ったり、マンゴープリン、スムージーなどにしてもいいですね。
マレーシアでは炊いた餅米と一緒に食べる人もいます。甘い餅米…感覚としてはフルーティなおはぎみたいなものでしょうか?
その他、バニラアイスと一緒に食べるのも最高です。
6. 最後に
一年に一度しか旬がないマレーシアの高級マンゴー、ハルマニス。
他のマンゴーとは少し違う味わいで一度は食べてみたいマンゴーです。
もし手に入る機会があったら是非とも味わってみてください!